なぜ自分ばっかりこんなに辛い

このところの激しい天候変動もあり眩暈や耳の不調でお会いする方が増えています。一度良くなった状態での再度の不調に落ち込む方も少なくなく、というかほとんどの方が落ち込みます。

「なぜ自分ばかり」

なんらかの不調を抱えるの方と毎日お会いしている身としては「自分ばかり」ということはないのですがそれを言ったところということもあり、ひとりの方にとっての世界は自分のもので他の世界のことはわからないもの。そして「なぜ自分ばかりこんなに辛い目に合うのか」と前世か現世かと恨んだり、後悔したり。まぁそう自分を責めることなく前を向かっていきましょうと言っても届かず。そして誰もわかってくれないという。どんな状況でもその出来事を共同共有することは無理なことで「わかる」と言えば嘘になり、ただその状況であることを理解するしかありません。

自分ばかりとなった時にネットの世界は以前よりも救いとなることがあります。同様な出来事だったり何らかの辛い思いをしている方をみつけ(と出会い)、自分だけではないという安心感を覚えるから
世界が広がるというのはこういった時にも救いになります。

さて、そこからどうしましょうか。
辛いを共有していても何かが変わるわけではない。
ですが辛いを発信したことで、なんかこんな治療院があるらしいよ、と当院にたどり着いた方もいます。友人経由での紹介だったり、SNSでの繋がりだったり、知人のそのまた知人を介してだったり、有難いことだなと思います。

辛いからなんとかしようとググる方もいますが辛い時にそこまで行きつく気力体力もない方も多いようです。
辛い時は辛いという事実だけでも発信していいと思います。世の中は自分だけじゃない、ひとりじゃない
生まれたばかりの赤ちゃんは伝える道具である言葉を修得していないので泣いたり叫んだりしてなんとか自分の求めるものを伝えようとしています。こちら側は全力でその伝えたいことを理解しようと努めます。我々大人ですから、言葉を使って辛いということを伝えること必要だなと思います。
あなたのことを想ってくれる人はいますよ。

このところ突発性難聴連日治療の方も多かったのですが回復に向かっているようで安心しました。

今日もありがとうございます。

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この記事を書いた人

ボディワーク歴25年鍼灸師歴20年以上
2007年鍼灸治療・鍼灸セラピー カーチャ開業
おひとり様と向き合う鍼灸院。個人にとっての健康とはなにかを共に考えながら心と体を育てるパーソナル鍼灸ケアをご提供しています。
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