整体観念

整体観念とは中医学での診断や治療を行う際、基本となる考え方です。

大宇宙の中の小宇宙

人は自然界の一部であり、自然界を大宇宙とするならば人のカラダはそこに存在する小宇宙です。
自然界は絶えず変化し時を刻んでいます。自然界の中で生きる私たち人もまた自然界の影響を受けながら絶えず変化しています。
一定基準の数値も大切な判断材料ですが、個人の体質、季節、気候、生活環境なども考慮してカラダを観ていきます。

有機的つながり

西洋医学では不調を感じたその部位を診断し治療していきますが、中医学ではカラダはひとつの有機体であり、つながりを持ったものとしてとらえています。
カラダの不調を治療することは、バランスを整えることにあります。今起きている不調と全体とのつながりをみて関連性を見出しアンバランスからバランスの取れた状態へと改善していきます。